ツアーコンダクターの持ち物は「120％の感動」に懸ける想い

株式会社三愛旅行社

2024年6月17日

昭和48年創業の株式会社三愛旅行社は、地元の旅行会社として個人旅行・団体旅行を問わずお客様の想い出づくりに寄り添い続けてきました。

旅行業界全体が苦境に立たされたコロナ禍には、糸魚川駅前にある本社２階を改装したワークスペースの運営や観光客が減少し行き場の無くなった各地の特産品の販売も開始。持ち前のチームワークと従来の旅行会社の概念に縛られないアイデアで、どんな状況でも「お客様に120％の感動を届けたい」という想いを貫いています。

今回は、トラベルプランナーおよびツアーコンダクターを募集します。現在も旅行に添乗され、「私もやっぱり旅が好き」と朗らかな笑顔で語る片山良博社長にお話を伺いました。

まず、今回募集されている職種の仕事内容について教えてください。

「私たちは田舎の旅行会社なので、旅に関する何でも屋なんですよね。家族旅行から職場旅行や修学旅行、行先は国内だけでなく海外も。そんな中で、今回募集する方には旅行商品の企画から手配、添乗までの全てに携わっていただきます。企画した当人が添乗することで、お客様の反応を直接受け止めることができる。お客様と一緒に旅することがこの仕事一番の醍醐味です。」

大手の旅行会社の場合、直接旅行とは関わりのない業務も多くあるのだそう。

「私も大手旅行会社出身だから分かるんですけど、旅行会社に入社したのに旅行関係の仕事ができていない方もいて、我々のようなワンストップで旅行に携わる仕事をしたい人って多いんじゃないかなと思うんです。地元出身の方はもちろんですけど、純粋に旅行の仕事がやりたいというIターンの方も大歓迎です！」

充実して働けるのは経験者だけではありません。ここからは、新卒で入社し、勤続5年目の野本さんにもお話に加わっていただきます。

今回の募集と同じ職種をされている野本さん。やりがいを感じるのはどんなところですか？

「お客様と打ち解けるのに時間がかかることもあるんですけど、旅先で同じ綺麗な景色を見たり、美味しいものを食べたりして、添乗が終わった時に『ありがとう』『またお願いします』と言っていただけるとやりがいを感じます。他のお客様を紹介していただけたときは人との繋がりを実感しますし、やっていてすごく楽しい仕事だなと思います。」

大変なこともあるのでしょうか？

「もちろんお客様一人ひとり考えていることは違うので、どう向き合ったらよいのか難しく感じる場面もあります。ただ、そういった時こそ、新しい提案をしたり、お客様と一緒に考えたりできるので、この仕事の楽しさを感じる瞬間に繋がっています。」

野本さんが入社した当時担当したのは、地域のお客様と接する本社のカウンター業務。社長をはじめ先輩社員の方々に日々アドバイスをもらいながら良いところを盗むつもりで学んできたそうです。現在は主に小学校の修学旅行を任されています。

「前年度の5年生の段階から準備が始まります。6年生の4月に担任の先生が代わらなければ1年近く同じ先生と一緒に考えることになるので、その分思い入れは強くなります。」

教育旅行の契約は必ず2社以上の競争の中から選ばれなければならない。地元の旅行会社が教育旅行を受注する責任について、片山社長に伺いました。

「基本的に糸魚川で働いているお父さん、お母さんのお給料が修学旅行の積立金になるわけです。そのお金が地域外に流れず、地元消費に繋げるためにも、当社が勝ち抜かなければいけません。」

そう語る社長のまなざしはひと際真剣でした。

三愛旅行社の代名詞とも言える募集旅行『サンアイツアー』についても、社長に教えていただきました。

「年5回、全社員が参加する企画会議を行って、販売する旅行商品を決定しています。社員それぞれが日頃お客様と対面している中で考えた企画を持ち寄るので、良い商品ばかりです。社長の私であっても通してもらえない企画もあるんですよ。」

サンアイツアーの企画会議は2022年に開設した『SAN-AIワークスペース』で行っているのだそう。窓外には糸魚川駅が見え、この場にいるだけで旅が始まるワクワク感が高まります。木の温もりを感じる高い天井と解放感のあるおしゃれな空間で、良いアイデアも浮かびそうです。

コロナ収束後に、一番お客様の戻りが早かったのがこのサンアイツアー。手書きのチラシからも企画に注がれた熱意が伝わってきます。

「私は食べる事が大好き（笑）。やっぱり食にはこだわりたいですし、お客様にご好評いただいている我々の強みでもあります。食に掛ける費用を大きく取るようにして、地元の人がお祝いの時に使うような料亭やホテルで温かい旬のお料理を食べていただけるツアーを組むように心掛けています。『三愛さん、次はどんな美味しいものを食べさせてくれるの？』と仰っていただけることが我々の喜びですし、責任にもなります。」

企画会議についてのお話からも社内の和気あいあいとした雰囲気が伝わってきますが、社員との向き合い方で社長が大切にしていることはありますか？

「社員の皆さんにお話するのは、自分だけで溜め込むなということ。仕事ぶりを見ていて行き詰っているなと思った時には声を掛けて、困っている状況を早めに摘み取るようにしています。」

野本さんは社内の雰囲気をどのように感じていますか？

「社長を含めて壁が全くないので、アットホームな雰囲気が魅力だと思います。職歴が浅いからといって尻込みせず、困っていることがあればすぐに聞くことができる環境です。」

野本さんがこれからチャレンジしたいことはなんですか？

「大学では英語を専攻していたので、入社のきっかけでもある海外で好きな仕事ができればいいなと思っています。海外旅行を添乗するためには『総合旅程管理主任者』という国家資格が必要なので、まずはその資格取得を目指します。」

野本さんのようにしっかり意見を言ってもらえることが非常にありがたいと、片山社長は話します。

「社長に言っても仕方ない、という雰囲気には絶対にしたくないんです。コロナが明けてすごく嬉しかったのは、社員が誰一人辞めずに残ってくれたことなんですよね。全国でも閉鎖に追い込まれた旅行会社が多くある中で、コロナの5類引き下げで旅行需要が高まった時にきちんと対応できたのは、皆さんが残ってくれていたおかげです。在籍している社員7名のうち、社長と常務以外は女性。お子さんがいても、年齢を重ねても、楽しくやりがいを持って働ける職場であり続けたいと思っています。」

最後に、片山社長から今後会社として目指したい未来についてお話いただきました。

「糸魚川市は最近、消滅可能性都市とも報道されてきましたが、我々地元の旅行会社が担わなければならないことは観光客を糸魚川市に呼び込むことだと思うんです。地元のことを知り尽くした我々だからこそ、季節ごとに糸魚川の楽しみ方をプロデュースすることができます。今後はワークスペースを利用される方にも、糸魚川の美味しいお店や自慢の場所の情報を提供していきたいです。そして、また来たい、移住したい、と思ってもらいたいですね。」

糸魚川の自然を活かした新たな事業展開も考えているそう。コロナ禍を経て更に視野が広がったという片山社長。それでも、常に心の中にあるのは「すべてはお客様の笑顔のために」という信念です。

「ある方が言っていたのは、お墓に持っていけるのは想い出だけだと。人生の締め括りに、『夫婦で家族で仲間で、たくさん旅をして尊い想い出がいっぱいできた、いい人生だったな』という風になっていただくのが本望かな。そんな想い出を創るお手伝いが我々の仕事です。」

お客様の想像を超える120％の感動を、あなたも一緒に創りませんか？
美しい風景だけでなく、人との繋がりから生まれる心震える景色を見ることができます。
人が好き、旅が好き、という方のご応募をお待ちしています。

募集要項

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