2024年7月26日
1951年創業の小川建設株式会社は「建設しない建設会社」がキャッチコピー。その言葉の通り、現在建設業は行っていません。2001年に土木建設部門を創和ジャステック建設株式会社へ移行し、現在はセメント工場の作業請負や道路貨物輸送を中心に事業を展開しています。その中でも、明星セメント株式会社プラント内での仕事が90%以上。
糸魚川地域の基幹産業であるセメント製造の現場にとって、小川建設は欠かすことの出来ない存在です。
今回は、重機オペレーター、大型車運転手、現場作業員を募集します。現在小川建設で働かれている方の約7割が、知人からの紹介で入社されたそうです。周りの人に勧めたくなる魅力はどんなところなのかにも注目したいと思います。
お話を伺ったのは、小川節雄社長と勤続3年目の齊藤さんです。まずは、小川社長から今回募集している職種の仕事内容について教えていただきました。
「重機オペレーターは、セメント工場で大型重機やダンプ車を操作してセメントの原料や操業に必要な燃料の運搬や投入を行います。また、工場内に溜まった汚れを重機や手作業で清掃するのも私たちの仕事です。2019年からは大型トラックで他社製品を長距離輸送する新規事業を始めました。」
セメント工場は365日、24時間稼働しているため、重機オペレーターは基本的に3交替勤務。異業種からの転職や入社後に会社の補助で免許を取得することも可能です。現場には女性も3名働いています。
総務部の齊藤さんも異業種から転職してきた一人。前職は金融機関の営業職で、小川建設の担当でした。
「入社前から出入りしていたので、アットホームな会社であることはよく分かっていました。福利厚生が充実していて有給休暇も取りやすい、身に付けるものから備品まで自己負担がほとんど無く、非常に働きやすいです。」
齊藤さんの熱意のこもった声から、隣に社長がいるから気を使っているという訳ではなく本心であることが伝わってきました。小川建設の社員の3人に2人が4社以上の転職者。複数の会社を経験した人にとっても、小川建設は居心地が良いのでしょう。
小川社長は日頃から、社員に今よりもっと気持ちよく働いてもらうためにはどうしたら良いかを考えているそうです。
「社長は社員に食わせてもらっている立場なので、社員にとって居心地の良い会社にするのが社長の仕事だと思っています。なので、仕事上必要なものはなるべく会社で負担してあげたいですね。」
制服は複数の選択肢から選べるようになっています。今年からはユニフォーム検討会議を始めました。
「私たち管理者の意見は、大体ピント外れなんです。制服は毎日着るものだから、気に入ったものを着て気持ちよく働いてもらえるように、上が決めたことを押し付けるのではなく現場の意見を取り入れています。」
齊藤さんは総務部として給与計算や入退社の手続きなどの業務を行っていますが、工場で作業を行う品質管理班も兼務しています。
「肉体労働もありますが、小まめに休憩が取れるので未経験の方でも大丈夫です。事務所では現場の方とコミュニケーションを取る時間があまり無いので、直接話が聞けるのは事務と現場を兼務しているメリットですね。社長や上司には言いにくい話を私にしてくれることもあります。」
小川社長は、「齊藤さんは事務所と現場の橋渡しになる貴重な存在」だと話します。今後は複数の部署を行き来できる人を増やし、人材の不足を柔軟にフォローできる体制を目指しているそうです。
続いて、この仕事を通して身に付くスキルについて、小川社長に伺いました。
「グループでの作業や突発的な事態に対して協力しなければならないので、助け合う意識は強くなると思います。3交替の場合、一人で行う作業であっても次に担当する人のことを考えて仕事をしなければ上手く仕事が回りません。協調性を持って仕事が出来る人に来てほしいですね。」
社員の緊急時の団結力が頼もしいと話す小川社長。
「例えば、工場の設備が故障して至急対応しなければならない時に、複数の現場の様々な部署から一気に集まり、時間内に片づけてくれるんですよね。お客様の依頼に対してスピーディーに対応できる体制ができているのは、当社の強みです。」
齊藤さんも現場作業中、同僚のフォローに助けられているそうです。
「今日中に終わらせなければいけない作業をしていて時間的や体力的に厳しくなってくると、自分の担当作業が終わった同僚が駆けつけて手伝ってくれます。助けてと言えばもちろん来てくれますし、言わなくても察してくれるので有難いです。」
小川建設はサークル活動も活発に行われており、仕事以外でも社員同士の絆が育まれています。自転車や登山、ゴルフなどのサークルがある中で、最近は「スポレック部」が精力的に活動していると小川社長は話します。
「スポレックは糸魚川市発祥のスポーツ。全国大会もあるんですよ。サークル活動に対して会社から補助を出していますが、基本的に社員主導。仕事以外でも皆さんが仲良くしてくれているのは嬉しいですね。」
小川社長が社員との向き合い方で日頃から心掛けていることを教えてください。
「私たちの仕事は、毎日の作業の繰り返しなんです。一般的な建設会社のように家が建った、道が直ったなど完成と言える節目が無い。工場が動いている限り終わりがありません。私が勝手に思っていることなので現場の人は違うと言うかもしれませんが、達成感を感じにくい仕事なのかもしれないと思っています。だからこそ、会社の居心地が良くなければ社員は離れていってしまう。毎日の作業は単調かもしれないけれど、会社に来るのが憂鬱ではない雰囲気にしたいという想いがあります。」
齊藤さんは社長についてこのように話します。
「前職で色々な経営者に会いましたが、小川社長は社員のことを一番に考えてくれます。今でも十分働きやすいですが、今のままで良いとは思わずもっと良くなるように考えていらっしゃるので、有難いです。」
齊藤さんは小川建設入社後に自分自身の変化を感じることはありますか?
「前職は営業職だったので、自分のスケジュールで動いて個人の成績を上げれば良かったのですが、今は社内を働きやすい環境に整えるという立場なので社員の方々の話をよく聴いています。手続き一つとってもお礼を言われることは嬉しいですし、やりがいを感じます。今後の目標は、自分自身が更に成長して小川建設にとって無くてはならない存在になることです。益々社員を増やしていくための体制づくりに貢献したいです。」
最後に、小川社長から会社として目指したい未来についてお話いただきました。
「非常にアナログな会社なので今後DX化を進めて、社員の働きやすさをより追求していきたいと思っています。安全装置を搭載した車両や重機など安全性や効率化が高まる技術の採用を前向きに検討しています。先日も検討中の機器のオンライン会議があり、現場のオペレーター2名にも参加してもらいました。そうやって、現場からの意見を取り入れながら、今より居心地の良い環境を整えてあげたいですね。」
異業種だからという躊躇も、転職回数が多いからという遠慮もいりません。会社の雰囲気の良さは一度見学に来ていただければ伝わるはずです。支え合える仲間と共に、生き生きと働きたい方のご応募をお待ちしています。
企業名 | 小川建設株式会社 |
住所(勤務地) | 糸魚川市上刈6-2-33 |
ホームページ | https://ogawa-kensetsu.co.jp/ |
アクセス | JR糸魚川駅より車で6分 |
雇用形態 | 正社員 |
募集職種 | 重機オペレーター、大型車運転手、現場作業員 |
採用人数 | 若干名 |
給与 | 基本給200,000~270,000円 |
待遇 福利厚生 |
諸手当:通勤手当、交替手当、作業手当 賞与:年2回 昇給:年1回 保険等:健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、退職金制度あり |
勤務時間 | 常日勤 8:00~17:00 3交替 8:30~16:30、16:30~0:30、0:30~8:30 |
休日 | 年間110日(常日勤は第2・3・4土、日、祝 3交替は3勤1休) |
仕事内容 | セメント工場で、重機やダンプを使って原燃料を運搬・投入する作業や、工場内で溜まったダスト等を方づける作業を行っています |
必要な資格、経験、学歴 | 大型・大型特殊・車両系建設機械(あればなお可) |
求める人物像 | グループで行う作業が多いので、周りの人と協調性をもって仕事ができる人を求めています |
募集期間 | 掲載開始から1年間 ※募集人員が埋まり次第終了とさせていただきます。 |
選考プロセス | まずは下記「応募フォーム」よりご応募ください。応募後、応募企業より直接ご連絡させていただきます。お問い合わせの場合も下記の応募ボタンよりお問い合わせください。お電話での直接のお問い合わせはお控え下さい。 |