モノづくりへの情熱をワンチームで未来に繋ぐ

小畑工業株式会社

2024年7月25日

小畑工業株式会社は昭和19 年に福岡県で創業した後、昭和40 年に糸魚川市に拠点を移してから今年で60 年目になります。主にプラント工場の施工や金属加工、配管工事やそれらのメンテナンスを担い、高い技術力で信用と実績を築いてきました。近年では、若い世代が定着し活躍できる環境づくりに力を入れており、男性社員も含めた育児休暇の取得率は100％。プライベートを尊重し支え合う風土により、仕事に対する高いモチベーションが維持され、より一層の品質向上に繋がっています。

今回は、配管工および溶接工を募集します。まずは、小畑智巳社長より小畑工業の事業の魅力について伺いました。

「自分の個性を『モノづくり』という形で表現できるのが、弊社最大の魅力です。技術を磨き知識を身に付けると、お客様にとって最良の配管ルートや施工内容を提案し実現することが可能になります。」

小畑社長は入社当時、現場の作業員として働いていました。現在も、安全パトロールで現場に出向いた際にはご自身も手を動かしたくなってしまうほど、溶接は奥が深くやりがいがあると話します。

「現場の作業は、熱い・汚いというイメージがあると思いますが、モノづくりが好きな人には面白い仕事だと思います。私が入社した当時は、職人気質の厳しい世界でしたが、今はグループで協力しながら一つの仕事に取り組んでいく体制に変化しました。我が社は思いやりや協調性がある社員が多く、和やかな職場環境が自慢です。」

この小畑社長の言葉を裏付けるように、取材にご協力いただいた3 名の社員の方々のチームワークの良さが印象的でした。
お話を伺ったのは、勤続5 年目の安全衛生係・湯川さん、勤続3 年目の総務部・猪又さん、工事部・山岸さんです。

今回の募集と同じ職種である山岸さんは、高校卒業後まったくの未経験で入社されました。溶接に関する特別教育を修了すれば現場での作業は可能ですが、一定以上の品質レベルを証明する専門級の認定資格を取得するために、仕事の合間を縫ってひたすら練習に励んだそうです。

「先輩に実技試験の手本を見せてもらったり、上手くできる方法についてアドバイスをもらったりして、助けてもらいました。合格の通知が届いたときにはとても嬉しかったです。」

山岸さんから溶接の手順や出来上がりの見た目の重要性について教えていただいている最中、言葉だけでは説明が難しい場面がありました。するとすかさず、猪又さんはスマートフォンで画像を検索し、湯川さんはメモ帳に配管のイラストを描き、山岸さんをフォローする様子が見られました。社員同士の助け合いは、日常的に当たり前に行われているそうです。

総務部で労務関係の手続きや職場環境の改善に取り組まれている猪又さんは、3 人のお子さんを育てており、突発的に仕事を休まなければならない事もあります。

「休む方としては申し訳ない気持ちになるのですが、周りの方々が『当たり前だから全然気にしなくていいよ』と心から言ってくれるので、すごく有難いですね。様々な価値観の人が同じ場所で働く中で、我慢してしまっている人もいると思います。ですが、そのままにしておくのは嫌なので、他部署にも視野を広げて、みんながもっと働きやすい雰囲気にしていきたいです。」

安全衛生係の湯川さんは、安全な現場を維持するために工場内の巡視や指導、安全衛生についての活動計画の作成や報告などを行っています。

「例えば、装備品を正しく着用できていないと、将来的な健康被害や万が一の事故に繋がる可能性があります。業務上、言いにくいことを言わなければならない場面もあるのですが、同僚の今後の生活が懸かっているので、きちんと理解してもらえるよう出来る限り高圧的にならない伝え方を心掛けています。」

猪又さんと湯川さんは共に下越地方の出身。糸魚川市の海の美しさや新鮮な魚介類の美味しさに驚かれたそうです。同じ新潟県内でも住み心地に違いがあり、糸魚川ならではの自然豊かな環境を楽しまれています。

湯川さんは、仕事とプライベートの両立に理解があるところが小畑工業に就職する決め手になったと話します。

「私自身も育休を取得しました。男性社員も育休を取る取らないではなく、どうしたらスムーズに業務を引き継げるかという育休を取得する前提で話をしてくださったのが有難かったです。今は更に、業務の属人化（特定の業務が一人の担当社員しかできない状態）が解消されつつあります。」

現在育児休暇中の男性社員の中には、丸1 年取得予定の方もいらっしゃいます。猪又さんは働きやすい職場環境の実現に尽力されている一人ですが、猪又さん自身も、小畑工業で働き始めたことによって仕事の取り組み方が変わったそうです。

「以前の会社では、間違えられない上に時間内で終わらせなければならず休めないというプレッシャーを感じながら仕事をしていました。今はフォローし合えますし、信頼できる方々に囲まれていて素直に相談もできます。肩の力を抜いて仕事に向き合えるようになったことで、逆に仕事へのモチベーションが上がりました。」

山岸さんは、自分自身の変化についてこのように話します。

「仕事を任せてもらえるようになり、責任感が増しました。その分、きちんと作業が終えられた時の達成感も大きくなっています。配管を取り換える際には、現場で必要な箇所を測って会社で新しい配管を作り、また現場に持って行くのですが、ぴったりはめることができた瞬間はほっとしますし、やりがいを感じます。」

社員の方々の取材後、小畑社長に3 名の和気あいあいとした取材風景をお伝えすると、非常に嬉しそうにされていました。小畑社長は8 年前の社長就任時、社是をより社員目線に落とし込んだ３つの目標からなる経営方針を作られました。その中の一つに、「信頼されるチームワークとコミュニケーション」という目標があります。社員の方々の取材では、まさにその言葉が実践されている姿がありました。

「仕事上でのコミュニケーションはもちろんですが、社員から相談事があった際には直ぐに時間を作って、親身に話を聴くようにしています。仕事を離れた関わりも大切だと考えているので、レクリエーションや納涼会などの企画もしています。」

料理好きの小畑社長は、手料理を作り社内で振舞うこともあるそうです。スパイスにこだわったカレーからスイーツまでレパートリー豊富です。

「社員の喜ぶ顔を見ると嬉しくなって、ついついまた作ってしまいます（笑）」

小畑社長自らが毎月行っている安全パトロールも、社員を想う気持ちが根底にありました。

「私が現場で働いていた当時を思い返すと、目の前の作業に集中していて安全面に意識が行き届いていないことがありました。やはり客観的な目線で見ることが社員の安全を守るために重要だと考えています。社内で中々会えない現場の社員とコミュニケーションを取る機会としても欠かせない業務です。」

これからもお客様のニーズに応え、必要とされる会社として存続するために、組織力を強化することが必要だと考えられている小畑社長。

「社員のスキルアップを支援し、更なる福利厚生の充実も視野に入れつつ、個々の能力が十分に発揮できる環境を整えていきます。」

ワークライフバランスを維持しながら、長く働き続けられる職場です。今、少しでもモノづくりに興味がある方は、ぜひ見学にお越しください。充実した毎日があなたを待っています！

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